船舶用エンジンでアンモニア混焼試験も
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、実船に搭載予定の船舶用4ストロークエンジン実機を使って、アンモニア燃料を80%混焼させる試験を開始した。エンジンの開発はIHI原動機が担当している。IHIは液化天然ガス(LNG)を使うGEのガスタービンの燃焼装置をアンモニア対応にし、2030年の実用化を見込む。アンモニアに対応するGEのガスタービンの出力は約40万キロワットで、火力発電所で使えるサイズ。アンモニアの燃料活用が見込まれるアジアで普及を図る。2社はアジアで市場調査をし、需要が見込めると判断した。